2015年8月9日日曜日

山本義隆『世界の見方の転換』1 天文学の復興と天地学の提唱

2015-08

http://www.msz.co.jp/topics/07804-07806/

偉大な本,5 stars。


第1章 古代世界像の到達地平――アリストテレスとプトレマイオス
1. アリストテレスの宇宙像
近代における宇宙像は,それまでの天動説にかわって16世紀なかばにニコラウス,コペルニクスが地動説を提唱したことで始まる,と通常は語られている。


デルスウ・ウザーラ―沿海州探検行 (東洋文庫 (55))

1906年4月、ロシアの若き兵隊長(著者のアルセーニエフ)が、ウラジオストックを出発し、日本海に面する沿海州(ウスリー地方)の調査・探検にでた。仲間は、9名の兵士、植物学者、学生である。さらに、デルスウという特別な仲間がいる。彼は、狩猟を行いタイがの中で一人で生きてきた自然人である。日本海を経由して、沿岸、山岳地帯、タイガを越え、何度かの危険にあい、探検は続く。旅の終わりは、翌年の1月である。鉄道に乗って、ハバロフスクに帰宅する。

自然の様子、現地の人との遭遇が、客観的に具体的に描写されている。内容が濃く、読み応えのある自然地理学・紀行文学です。

次のような目次を見返すだけで、探検の様子が伝わってきます。

「出発、ジギト湾のほとり、行進開始、山地にて、洪水、、、、トラの襲撃、旅の終わり、、」

随所に斬新な表現が見られます。

また、自然の中での知恵、人間への深い観察が語られています。

例えば 

「...(人は旅において)終わりに近づくにつれてだんだん興奮して、急ぎだし、失策をやらかしては、しばしば困るものである。」

とあります(200ページ)。正に、「遠足は家に帰るまで」ですね。

このような本を1965年からこれまで(2006年で第20刷)、良い製本で、出版し続けている平凡社・東洋文庫に感謝します。訳も中途半端でなく、完成しています。

長い旅、冒険です。僕もいつか、こんな冒険をしてみたいです。

amazon review http://goo.gl/dZugPL



2015年8月8日土曜日

2015年8月6日木曜日

場の古典論

Randau,

ランダウ=リフシッツ

http://www.tokyo-tosho.co.jp/kikan/04/kaisetu.html


第1章,1 相互作用の伝搬速度
自然のなかで生ずるいろいろな過程を記述するためには,基準系がなければならない。

〔内容〕相対性原理/ 
相対論的力学/
 場のなかの電荷/
 場の方程式/ 
不変な場/ 
電磁波/
 光の伝播/ 
運動している電荷の場/
 電磁波の放射/
 重力場のなかの粒子/ 
重力場の方程式/ 
物体の重力場/ 
重力波/
 相対論的宇宙論